「お客さまにとってのひと口目は食べた時ではなく、目の前に運ばれてきた時だと思っています」。

店長の大野司さんがビジュアルにこだわる理由を教えてくれました。私のような血液がラーメンのスープでできているような人間は置いとおいて(笑)、「SNS映え」という言葉がスタンダードになりつつある今、ラーメンもビジュアルは欠かせないポイントなんですね。

淡麗系な味わいのスープにもお店の今後のビジョンが現れています。生姜醤油ラーメンは元来、とんこつを強火で炊く際に出るニオイを消すためにショウガを大量に入れたことがルーツであるため、スープはこってり系がスタンダードですが、こちらはかなりの淡麗系。

ダシとタレ、そしてすり下ろしショウガを直接加えているため、昔ながらのご当地ラーメンに比べてショウガの存在感はかなり強くなっています。

「新潟のラーメンをもっと広めたい。ご当地ラーメンのなかで、その可能性を最も秘めているのが生姜醤油だと確信しています」(大野さん)。

新潟のラーメンはどこもおいしく、そのレベルは他県に比べて非常に高い。

ですが、五大ラーメンという多様性は逆に「札幌=みそ」「福岡=とんこつ」といった分かりやすさが弱いという側面もあります。

「新潟」という看板を掲げ、県外そして世界に打って出るには、ブランドに加えてラーメン通以外を取り込む武器が必要なのだと思います。

くま一の長岡生姜醤油ラーメンは、「見た目の美しさ」と「淡麗系の食べやすさ」という裾野を広げられる強い武器がある。

 

まずは「おいしそう!」「おいしい!」。それが大事なのでしょう。

 

新潟ラーメンを世に広める可能性を多いに秘めた1杯。今後の活躍を多いに期待!

 

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