10月末から「新そば」が県内でも楽しめるようになります。ここ新潟は蕎麦処で、県内に名店と呼ばれるお店がたくさんあります。

新潟市からジェットフォイルで約1時間。海を越えていく佐渡にも美味しい蕎麦屋があるのを知っていますか。

2014年6月にオープンした「蕎麦 茂左衛門」

両津港から車を走らせること15分。佐渡の中央部にあたる新穂地区に「蕎麦 茂左衛門(もぜむ)」はあります。少し場所が分かりにくいので、迷ったときは電話して確認しましょう。

店内は広々していて、テーブル席と座敷があります。

大きな一枚木のテーブルが目を引くお座敷。天井が高くて開放感があります。

季節の花が飾られた昔ながらの風情あふれる雰囲気で、座っているだけでも心が落ち着く空間。

船板を使った趣のあるテーブル

この日はテーブル席でそばをいただくことに。何とも趣のあるテーブルだと思っていたら、こちらは船板を使ったご主人・齋藤さんの手作りとのこと。舟ごと手に入れて、再利用して作ったそうです。

前菜・主菜を含むコースがおすすめ

前日の昼までに予約が必要です。
今回オーダーしたのは、前菜、主菜、天ぷらなどが付く3,500円のコースです。

蕎麦は佐渡ならではのアゴだしベースのぶっかけスタイルか、カツオ節ベースでいただくもり蕎麦を選べます。せっかく佐渡に来たので、ぶっかけスタイルで注文しました。

だしはかなり上品な味付けで、するすると箸が進みます。のど越しも良く、食べた後に心地いい余韻が残ります。季節の食材を使った一品料理、天ぷらを楽しみながら、ゆっくりいただくのがこちらの醍醐味。

手作りのデザートも美味

東京の蕎麦屋さんで10年ほど腕を磨いたご主人。ご夫婦で店を切り盛りしていて、デザートに添えるジャム作りなどは奥さんの役目。気さくなお二人とのおしゃべりにもホッと心が和みます。

時間がないときに、サッと食べることが多い蕎麦ですが、せっかく佐渡に行くなら、スローな時間に身をゆだねながら、じっくりと蕎麦を楽しむひとときを過ごしたいものです。

蕎麦 茂左衛門
[住所]佐渡市新穂田野沢163-1
[電話番号]0259-67-7972
[営業時間]11時30分~14時、17時~22時
[定休日]日曜
[席数]14席
[駐車場]あり
[備考]前日の昼までに要予約