納豆が完成するまでのお豆の小旅行

まずは豆を水洗いして、一晩水に漬けます。大豆は新潟県産であったり、北海道産であったり、国産の大豆を使うことがほとんどです。「新潟県産のエンレイ大豆や北海道産のすずまる、鶴の子、ゆきほまれ、という感じでしょうか」。そして、大豆は大きな釜で蒸されます。

これ、何をかけていると思います?納豆菌なんですよ!「大力納豆では、蒸した後の温かい状態で納豆菌をかけます。納豆屋さんによってどのタイミングで菌をかけるか異なるんですよ」。納豆菌…液体ではなくて、固形だと勝手に思っていたため、ピンときませんでした。

「日本では納豆菌を売っている会社が4つあります。大手の納豆屋さんでは自社開発の自社菌を持っていると思います。私たちのような会社の規模では、コストが掛かりすぎて作れません。でも…自社菌=大力納豆菌は作りたいですね!魚沼コシヒカリで作れたら最高です!」。この納豆菌、専門家が言うには簡単に作れるらしいのですが作り方は門外不出だそうです。「私も知らないんですよ。メーカーに聞いても教えてくれません」。

さぁ、納豆はいよいよパッケージへINです。製造ラインへお豆がご搭乗です。

規則正しく、一定量がちゃんと入っていきます。

納豆量の微調整やパッケージの位置など、ラインはゆっくりと動き始め、徐々にスピード&回転が上がっていきます。

お越しいただいたお客様に、工場見学をしていただくこともよくあります。製造がお休みの場合もありますので、工場見学をご希望の場合は事前にご連絡をいただけるとありがたいです」。

そして納豆は醗酵室へ進みます。納豆菌がすくすくと、大豆をおいしく発酵させます。「賞味期限ってありますよね。この期間に納豆菌がベストな状態になるよう逆算して作っておりますから、ぜひこの期間内に食べていただきたいです。褒め称えて美味しく味わえる期間内にお楽しみください!」。

箱の横に「ひ」と書かれているものは「ひきわり納豆」のことなんですねぇ。

 

 

粒の大きさと豆の味がハンパない! >