■手間をかけた分、味わい深い。「パン・ド・メルソー」佐々木シェフのパン

 

「佐々木シェフは、パン作りが大好きな人。パン作りの話が面白くて尽きない!」(池田さん)

 

続いて池田さんと訪れたのは、新潟市中央区「パン・ド・メルソー」。住宅街の角に佇む小さなパン屋さんです。

 

 

こちらで腕をふるう佐々木尚シェフは、パン作りへの情熱にあふれる方。「糖尿病を患ったお客さんのために、低糖質の素材・ゴマペーストを入れたパン「雑穀とフルーツ」を生み出すなど、たった1人のためにさえ仕事をする姿勢に驚きです」と池田さん。その人柄が、丁寧に作られたパンから伝わってくるようです。

 

 

厨房の一角で、パントークに華を咲かせる池田さんと佐々木シェフ。

 

 

取材が終わると、佐々木シェフが愛読しているという池田さんの著書に本人からサイン。これには佐々木さんも思わず満面の笑顔!

優しさとこだわりが詰まったパン・ド・メルソーのパンに、すっかり魅せられた池田さんでした。

 

■パン・ド・メルソー

[住所]新潟市中央区京王2-12-16 アップルプラザ
[TEL]025-287-7117
[営業時間]8時~19時(日曜・祝日は18時まで) 

[定休日]火曜、ほか不定休あり

 


 

■本物を追求する、最先端のベーカリー「Harmonie Washima Boulanger」

 

 

続いて訪れたのは、廃校となった小学校に創られたベーカリー「Harmonie Washima Boulanger」(アルモニエ ワシマ ブーランジェ)。

 

 

「実は以前、一度来たことがあるんです。もう一度来てお話を聞きたいと思っていました」と池田さん。何しろこちら、そのハイセンスな雰囲気だけでなく、パン作りで地域を活性化する取り組みを行っているんです。

「ここでパンを作るのは、障がいを持つ人たち。かといって、美しい形、味は第一線級のべーカリーに引けを取りません」と池田さん。そこには、本物を徹底的に追求することにこだわる支配人・斎藤篤さんの思いが込められていました。

 

 

斎藤さんとのお話にも熱が入ります。廃校を生まれ変わらせただけでなく、そこで地域を元気にする取り組みも行う、全国的にも珍しいベーカリーです。

 

■Harmonie Washima Boulanger

[住所]長岡市和島中沢乙64-1 和島トゥー・ル・モンド内
[TEL]0258-84-7429
[営業時間]10時~17時 

[定休日]水・木・第1日曜

 


 

■社長と職人たちの情熱が生み出す、「サン・フォーレット」のアイデアパン

 

 

最後に池田さんと訪れたのは、三条市北入蔵のベーカリー「サン・フォーレット」

親しみやすさあふれるパンが店内に並ぶ、郊外型のパン屋さん…かと思いきや「市内の農家に頼んで小麦を自家栽培したり、スペシャルティコーヒーを磯辺隆社長自らが自家焙煎したり…パンの斬新さや深堀り度合いが、そんじょそこらとは全く違う!」と池田さん。

 

 

社長の磯辺隆さんは、さまざまなことにチャレンジし続ける情熱あふれる人。店内には三条産小麦で作ったパンが並び、「あいすパン」などのアイデアパンも豊富です。さらに、ライ麦パン教室も行っているというから驚き。

 

 

日々挑戦し続ける社長の姿勢が、街のみんなに愛される秘訣なのかもしれません。

 

■手作りパンの店 サン・フォーレット

[住所]三条市北入蔵2-18-25
[TEL]0256-38-4100
[営業時間]7時~19時
[定休日]火曜※月1回連休あり

 

>>池田さんが思う、新潟のパン屋さんの魅力とは?