お店の一角からヴィエノワズリーの誘惑
皆さん、「ヴィエノワズリー」という言葉を聞いたことはありますか?ヴィエノワズリーは、シンプルにいうと「パンとスイーツの中間」。卵やバター、牛乳などをたっぷり使う、リッチなおいしさの菓子パンの総称です。主に、クロワッサン、デニッシュ、ブリオッシュがヴィエノワズリーに当たります。
今回訪れたのはパティスリー「プレジール」。名前を聞いたことのある方、行ったことのある方、たくさんいるのではないでしょうか。「巻ルーロ」というロールケーキが有名ですよね。私も手土産によく買います。テッパンです、間違いありません。でも、今回紹介するのはパン。実はこちら、ヴィエノワズリーも評判なんですよ。「スイーツと一緒に必ず買う!」。そんな人が多いということで、さっそく行ってきました。
場所は角田山のすそ野、のどかな田園風景が広がる新潟市西蒲区巻町です。お店に入ると、穏やかな雰囲気が漂っています。ショーケースや棚には、スイーツがいっぱい。パンはどこにあるのでしょうか?
平日の夕方でもお客さんがたくさんいます。
ぐるっと見回すと…ありました!
さり気なく並べられています。
パンコーナーからは、なんだか芳しい香りが…。誘われるがまま、気付けば棚の前です。さて、どんな種類があるのでしょうか?
まずはアップルパイ(400円)です。
このアップルパイ、土台がどっしり! 高さが10センチくらいありますよ。ぷっくり膨らんだパイ生地からは、食べる前にその香ばしさが伝わるほどの、ビターな香りが漂っています。
ミニクロワッサン(85円)。
アーモンドクリームをのせて焼いたクロワッサン(190円)もありました。
クロワッサンはどちらも、とてもいい匂い。ほんのりバターが焦げたような香りです。たまりません。
次はちょっとお高めなメロンパン(190円)です。土・日曜・祝日限定販売だそう。
プライスカードを見ると、バターをたっぷり使った甘みのあるブリオッシュ生地、と書かれています。だからこの値段なんですね。生地からも、おいしい香りがしますよ。
ソフトパン(110円)。
ん?なんだか興味をそそられます。パンというよりはシフォンケーキに似ています。見た目からもソフト具合が伝わってきますね。近づくと、まったり甘~い匂いが鼻をくすぐってきます。
ヴィエノワズリーがどんなものか、これでバッチリだと思います。プレジールのヴィエノワズリーは、さすがパティシエの焼くパンといった感じ。食べる前から、誘ってくるんです。魅惑の香りで。まるで焼き菓子。こちらのパンは、「香り高い」という言葉がぴったりなんですよ。
どんな素材? どんな製法? 気になりますよね。オーナーシェフの岡村克巳さんにお話を聞きました。